◆石橋ステーブルコメント
デスティネイションは、入厩して1週間経ちましたが、直ぐに慣れてくれて普段は落ち着いています。
ただし、馬場に入ると、一変、うなるような走りをします。
とても真面目な性格で、一生懸命頑張ろうとする気持ちが伝わってきます。
宇野木調教師から、入厩してからの経緯を聞かせていただきましたが、想像していた通り、心技体のバランスが崩れていたんだと思いました。
この仔は、人間の指示を忠実にクリアしようとする気持ちが強く、そのため心が疲れてしまったんだと思います。
また、トモの古傷が神経を圧迫しているため思うように動かせない分も、より一層心の貯金をすり減らす要因になっていたのだと考えております。
ただし、頭の良い仔なので、ここは休憩場所だと直ぐに認識してくれて、甘えて顔を触ってくれとせがんできます。
その分、臆病で細やかな神経の持ち主なのだとも思います。
まだ仮定ですが、競馬場に戻ってからは、心の貯金を減らさないために追い切りは行わないで、詰めて競馬を使っていった方が良いかもしれません。
普段は、走りたい気持ちを減らさないように心掛けた進め方が肝要でしょうか。
これからじっくりとデスティネイションと付き合いながら、心の貯金を蓄えてもらえるように進めます。
またトモの古傷も神経を刺激させるような治療を行い、回復を願いたいと考えております。
引き続きよろしくお願い致します。
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